からすみ
提供:安岐郷誌
からすみは米の粉を使用した棒状の和菓子。棒状のものを切り分けて食べる。
元々は春先の桃の節句の菓子であるが、あまり季節は問わず一年中作られている。
- 米粉を砂糖湯で練って蒸し、木型に入れてもう一度蒸す。
- 色付けや香り付けを兼ねて黒砂糖やよもぎなどを入れることも多い。
- シソ、落花生、クルミ、干しぶどう、ユズなどを練り込んだものもある。
- 切った形が富士山のようになる。
- 生餅を甘くしたような食感で餅と同様に数日で固くなる。
- 固くなったからすみは蒸しなおしたり焼いたりして食べることが出来る。
話題
- かつては3月3日の雛祭りに、子供が集まって集落内の各家庭を「おひなさま、見せて」と言って、「からすみ」をもらって歩いた。
- 名古屋や東京などのデパートで行われる物産展でからすみを出品すると、ボラの卵のからすみと間違えて買った人から返品や苦情が入るという (市役所勤めの人の話)。