サバ

提供:安岐郷誌
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サバとは瑞浪層群に属する堆積岩の一種で粘土を固めたような脆い軟岩を示す方言。風化したサバによって出来た荒い粘土質の土壌をサバ土と呼ぶ。

由来

呼び名の発生や由来ははっきりしていない。類推されるものを挙げておく。

  • 窯業や園芸で砂婆土(さばつち)という言葉がある。これは俗称のようなもので一般的には真砂土(まさつち)のような花崗岩が風化した細かい砂礫を指すが、珪藻土(けいそうど) (植物性の堆積岩) や粘土質の土を指す事もあるという[要調査]
  • 砂岩(さがん)が方言的に変化したものかもしれない。
  • 割れた破片の具合や鉄さびによる模様がちょうど鯖の切り身のようであるため (無理がある)。

サバこすり

サバこすりとはサバを使用した造形遊び。瑞浪層群が分布する地域独特の遊びである。

サバは柔らかく、水につけながらコンクリートやアスファルトにこすりつけるだけで円形、星形などに整える事が出来る。これに穴を空けてペンダントにする事もある (穴空け作業は割れるリスクが高い)。刃物を使用せず容易に整形できることから幼少の彫刻遊びとしてよく行われている。

  • 昭和50年代頃は、仕上げにつばを付けながらタイル張りの壁にこすりつけ光沢を出していた (タイルこすりという行程)。他の世代でもそうなのかは知らない。
80px このページは昭和50年代の世代的な話題を記述しています。あなたの世代ではどうだったかご存じでしたらぜひ加筆してください。

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