月見堂

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月見堂(つきみどう)[MAP]は長野県下伊那郡阿智村の園原にある薬師堂。

815年 (弘仁6年/平安) に比叡山延暦寺の開祖である伝教大師(でんぎょうたいし) (最澄) が東方巡化で東山道を通った折、神坂峠のあまりの険しさに驚き、旅人を救うために美濃側に広済院、信濃側に広拯院(こうじょういん)という布施屋 (お救い小屋) を建てたと叡山大師伝に記されている。月見堂はこの広拯院の跡と云われている。

案内板

広拯(こうじょう)院月見堂

この月見道は伝教大師 (最澄) が建てた広拯院跡地ともいわれています。

伝教大師は東国への布教を計画して弘仁八年 (八一七年) 東山道を下りました。美濃の坂本から神坂峠を越えて阿智駅までの道程は予想以上の困難なものであることを体験し、しかもその道中の長いのに難渋し、峠の両側に広済(こうさい)広拯(こうじょう)の二つの院 (布施屋) を設けて旅人の便に供しました。

月見堂は通称で、本来は薬師堂であり、薬師如来をまつってあります。眺望がよく、かつて文人等がここで中秋の名月を賞した記録が残っています。

阿智村観光協会

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資料撮影 2009/08 [1]

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