鳥屋(とや)とはかすみ網猟を行うために山の中に建てられた番小屋。転じて鳥屋を使用したかすみ網猟そのものを指す事もある (「昔はあそこで鳥屋をやっとった」など)。
かすみ網猟は鳥屋を中心に幾重かの円になるように網を張り、真ん中で仲間をおびき寄せるための煤鳥(ばいちょう)を鳴かせることで誘いをかける。
現在はかすみ網が禁止され猟そのものも衰退したが千羽鳥屋、鳥屋ヶ峰などに遺存地名が見られる。鳥屋という言葉がどの地域まで通じるかは分からない。