飯沼駅
提供:安岐郷誌
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− | {{ruby|'''飯沼駅'''|いいぬまえき}}<map title="飯沼駅" lon="137.461306" lat="35.418501"/>は {{年号|1991}} 10月28日に[[飯沼]]の市ノ坪に開業した[[明知鉄道]]の駅。明知鉄道開業以来の最初の新設駅である。普通列車としては日本一となる 33/1000 の急勾配 (100m 進むと 3.3m 上る) を誇っている。通勤通学などで乗客が多い時は軽くオーバーランしたり発進時にバックする事もある。 | + | {{ruby|[[w:飯沼駅|'''飯沼駅''']]|いいぬまえき}}<map title="飯沼駅" lon="137.461306" lat="35.418501"/>は {{年号|1991}} 10月28日に[[飯沼]]の市ノ坪に開業した[[明知鉄道]]の駅。明知鉄道開業以来の最初の新設駅である。普通列車としては日本一となる 33/1000 の急勾配 (100m 進むと 3.3m 上る) を誇っている。通勤通学などで乗客が多い時は軽くオーバーランしたり発進時にバックする事もある。 |
通常なら認可されないような勾配であるが、運輸省 (当時) の役人立ち会いの元で何度も試験を行い、明知鉄道に装備された<strong>砂ブレーキ</strong> ([[w:砂撒き装置|砂撒き装置]]) の性能が認められて特認を受けたと聞いている。砂撒き用の黄色いボタンは現在の車両でも運転席の右手下に設置されている。 | 通常なら認可されないような勾配であるが、運輸省 (当時) の役人立ち会いの元で何度も試験を行い、明知鉄道に装備された<strong>砂ブレーキ</strong> ([[w:砂撒き装置|砂撒き装置]]) の性能が認められて特認を受けたと聞いている。砂撒き用の黄色いボタンは現在の車両でも運転席の右手下に設置されている。 |
2009年6月5日 (金) 17:12時点における版
通常なら認可されないような勾配であるが、運輸省 (当時) の役人立ち会いの元で何度も試験を行い、明知鉄道に装備された砂ブレーキ (砂撒き装置) の性能が認められて特認を受けたと聞いている。砂撒き用の黄色いボタンは現在の車両でも運転席の右手下に設置されている。
飯沼への駅の設置は明知線時代から周辺地域の人たちの要望であった。十分な検証を以てすれば飯沼の坂でも特認を受けられたかもしれないが、しかし国鉄のお役所体質のため、当時は全国的に見ても特認で作った急勾配駅はなかったのである。言い換えれば飯沼駅は第三セクター化されたからこそ作る事が出来た駅とも言える。
明知鉄道の列車の間隔はおよそ 1 時間。前述のように観光目的で作られた駅ではないため周囲には売店すら存在しておらず、県道407号の坂に喫茶店ゆうごと自販機があるだけである。