槙平

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現在の槙平は営林署の小屋あり[[焼山]]や[[天狗森山]]登山の目印となっている。槙平までは普通車の走行が可能な砂利敷きの林道が続いているが、途中に車止めのゲートがあり一般車両の進入には許可が必要である。また周囲の山々から阿木川ダムの水を集めているため、ここに雨量観測所が設置されている。
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{{年号|1824}}、阿木の領民の申し出で10年以内に田畑十町歩とする計画で開墾を開始。しかし {{年号|1828}} の免定で計画高の半分しか上げることが出来なかった。貸し付けを行った岩村藩はこの開墾失敗に対して処罰を行った ([[文政の阿木騒動]]参照)。
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== 写真集 ==
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File:Makidaira01.jpg|09/06/14 広場の手前には二体の観音像が置かれている。
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File:Makidaira02.jpg|09/06/14 営林署の小屋が二軒と雨量観測所。
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File:Makidaira03.jpg|09/06/14 右は焼山・、左は天狗森山・地獄谷。
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File:Makidaira04.jpg|09/06/14 保安林の看板。
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File:Makidaira05.jpg|09/06/14 水資源開発公団の狸沢雨量観測所。
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File:Makidaira06.jpg|09/06/14 古い作業小屋。物置として使用されている。
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File:Makidaira07.jpg|09/06/14 新しい作業小屋。簡単な調理具が置いてある。水道が出っぱなしなのは渓水なのだろう。
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File:Makidaira08.jpg|09/06/14 周囲の山も低い。交通の便が良ければ開拓され集落が出来ていただろう。
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File:Makidaira09.jpg|09/06/14 柳の木が植わっている。
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== 四方山話 ==
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* 法務局の土地台帳上に槙平で登録されているか、または川入にあたるかが不明{{要調査}}。広岡の[[新杜]]近くに槇平という小字が存在する。
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* 戦国時代の兵火を逃れた人々が阿木山に逃れ、その一部が時代が変わっても[[w:サンカ|サンカ]]として山々を巡っていたと云う。槙平にもそのような人々の拠点があったのだろう。
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== 参照 ==
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* [[阿木山]]
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* [[阿木川]]
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[[Category:山岳地域|まきたいら]]
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[[Category:山陵|まきたいら]]

2009年6月21日 (日) 00:38時点における版

槙平(まきだいら)[MAP]風神神社へ向かう阿木恵那林道をさらに登り狸沢と阿木川が合流する付近の通称。山岳地の中にありながら比較的なだらかな土地が広がる場所として古くから里人に知られている。

現在の槙平は営林署の小屋あり焼山天狗森山登山の目印となっている。槙平までは普通車の走行が可能な砂利敷きの林道が続いているが、途中に車止めのゲートがあり一般車両の進入には許可が必要である。また周囲の山々から阿木川ダムの水を集めているため、ここに雨量観測所が設置されている。

目次

沿革

1824年 (文政7年/江戸後期)、阿木の領民の申し出で10年以内に田畑十町歩とする計画で開墾を開始。しかし 1828年 (文政11年/江戸後期) の免定で計画高の半分しか上げることが出来なかった。貸し付けを行った岩村藩はこの開墾失敗に対して処罰を行った (文政の阿木騒動参照)。

1921年 (大正10年)、下広岡耕地整理組合によって槙平から天狗森山の下を貫通し、阿木川の水を下広岡に引くための用水トンネルが完成。この用水路は現在も使用されている (場所不明[要調査])。トンネルの調子は良いが、出てからの用水路がよく詰まると言う。

写真集

四方山話

  • 法務局の土地台帳上に槙平で登録されているか、または川入にあたるかが不明[要調査]。広岡の新杜近くに槇平という小字が存在する。
  • 戦国時代の兵火を逃れた人々が阿木山に逃れ、その一部が時代が変わってもサンカとして山々を巡っていたと云う。槙平にもそのような人々の拠点があったのだろう。

参照

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