マムシ
提供:安岐郷誌
マムシ (蝮) は阿木で見られる毒蛇の一種。草むらに潜んでおり、知らずに踏んでかまれたという話を聞く事がある。たまに土手や道端のコンクリートの上でひなたぼっこをしていることがある。
鎌首を持ち上げたり尾を振るわせて音を出して威嚇する事があるが、これは相手に気付かせるためであって、見付けてもこちらから近づかなければ特に害はない。しかし近づく相手には容赦なく攻撃してくるので注意が必要である。
一方で、貴重な漢方薬やマムシ酒の材料として見付けたら積極的に捕らえる人も居る。
四方山話
- 子供が草むらや山へ行く時にはマムシ (頭が三角の見慣れない蛇) に十分注意するよう親によく言われる。
- 昭和50年代、近所の林業者が大きなマムシを取って農協に5,000円で売ったという話を聞いた事がある。現在は買ってくれるところがあるか分からない。