いぼ石
提供:安岐郷誌
(版間での差分)
(→文献散策) |
|||
4行: | 4行: | ||
ここから小石を借りて毎日をこすっていると[[w:イボ|いぼ]]が取れるという。外科治療や免疫治療がなかった頃の民間治療であろう。いぼが取れた後はお礼をして小石を返す。 | ここから小石を借りて毎日をこすっていると[[w:イボ|いぼ]]が取れるという。外科治療や免疫治療がなかった頃の民間治療であろう。いぼが取れた後はお礼をして小石を返す。 | ||
− | + | また武田の兵火から逃れた[[大円寺]]の{{ruby|希菴|きあん}}禅師が一休みした石とも伝えられている。希菴が殺された場所と云われる[[希菴橋]]、またその墓である希菴塚が飯羽間に存在する。 | |
== 写真集 == | == 写真集 == |
2009年8月22日 (土) 16:55時点における版
いぼ石は岩村の源吾坂上に置かれている霊石。いぼ神様とも呼ばれる。
ここから小石を借りて毎日をこすっているといぼが取れるという。外科治療や免疫治療がなかった頃の民間治療であろう。いぼが取れた後はお礼をして小石を返す。
また武田の兵火から逃れた大円寺の
写真集
- Ibo stone01.jpg
09/06/14 いぼ石。
- Ibo stone02.jpg
09/06/14 いぼ石の三叉路。
文献散策
現地の由緒書きには以下のように書かれている。
巖邑府誌には希菴が休んだ石という話が書かれている。府誌が書かれた江戸時代中期にはいぼではなく
また源吾坂という城府北官舎の傍らに一つの霊石がある。希菴が戦火を避けてここを通った時にこの石で休憩したと云う。里人の風習ではこの石を縛って瘧 (熱病) のまじないをする。