うけ瓶
提供:安岐郷誌
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− | {{ruby|'''うけ瓶'''|うけびん}} (筌瓶, 荃瓶) | + | {{ruby|'''うけ瓶'''|うけびん}} (筌瓶, 荃瓶) は小魚やザリガニなどを捕るための漁具。訛って{{ruby|<strong>浮き瓶</strong>|うきびん}}などと呼ばれる事もある。{{ruby|<strong>筌</strong>|うけ}}とは魚が入りやすく出にくい構造に竹や木を編んだ籠の事である。全国的には<strong>セルビン</strong>と呼ばれている。 |
− | + | 小さな魚専用ではあるが[[ザッコ]]の多い湖沼なら一日に何十匹も獲れるし、またザリガニ取りにも使用できる。ペットボトルなどで誰でも作れるし使い方も簡単であるため子供向きの漁具である (大量捕獲や大物狙いに適した網製の専門品が釣具店に売っている)。 | |
− | # | + | ==作り方== |
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+ | file:ukebin 1.jpg|1.ペットボトルのフィルムを外す。 | ||
+ | file:ukebin 2.jpg|2.首の太くなっている所から数cm下で切り離して上をフタにする。 | ||
+ | file:ukebin 3.jpg|3.フタを逆さまに差し、首の所に留め金用の穴を空ける。 | ||
+ | file:ukebin 4.jpg|4.底や胴体に空気抜き用の穴を空ける。 | ||
+ | file:ukebin 5.jpg|5.胴体に引き上げ用の紐を縛り付ける。 | ||
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+ | * 首のフタは簡単に取り外しができて、かつ投げ込みや引き上げの時に外れないように工夫する。 | ||
+ | * ペットボトルに空けた穴や留め金に引き上げ用の紐を通さない (ペット樹脂の穴は裂けやすい)。 | ||
+ | * 引き上げ時に首の方から上がってくるようにすると中の獲物が逃げにくい。 | ||
+ | * 引き上げ用の紐は必ず二ヶ所で留め、もし片方が外れても大丈夫なようにしておく。 | ||
+ | * 飲み口を切り離して首に縦に切り込みを入れると、より大きな獲物も入る。 | ||
+ | * 重りを外に取り付け出来るようにすると引き上げる時に獲物が痛まない。 | ||
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+ | ==使い方== | ||
+ | # フタを外して重り用の石と練り餌などのエサを入れる。 | ||
+ | # フタを留めて獲物が居そうな所に投げ込む。 | ||
+ | # エサで魚が集まった頃合いを見計らって引き上げる。 | ||
== 備考 == | == 備考 == | ||
− | * | + | * 大抵は釣りの補助として使用する。ボウズの回避策である。 |
* 稚魚なども関係なく捕らえるため最近では禁止しているところも多い。漁獲が管理された湖沼では注意が必要である。 | * 稚魚なども関係なく捕らえるため最近では禁止しているところも多い。漁獲が管理された湖沼では注意が必要である。 | ||
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2009年8月23日 (日) 17:59時点における版
小さな魚専用ではあるがザッコの多い湖沼なら一日に何十匹も獲れるし、またザリガニ取りにも使用できる。ペットボトルなどで誰でも作れるし使い方も簡単であるため子供向きの漁具である (大量捕獲や大物狙いに適した網製の専門品が釣具店に売っている)。
作り方
材料: ペットボトル、針金、ビニールひもなど
- Ukebin 1.jpg
1.ペットボトルのフィルムを外す。
- Ukebin 2.jpg
2.首の太くなっている所から数cm下で切り離して上をフタにする。
- Ukebin 3.jpg
3.フタを逆さまに差し、首の所に留め金用の穴を空ける。
- Ukebin 4.jpg
4.底や胴体に空気抜き用の穴を空ける。
- Ukebin 5.jpg
5.胴体に引き上げ用の紐を縛り付ける。
- 首のフタは簡単に取り外しができて、かつ投げ込みや引き上げの時に外れないように工夫する。
- ペットボトルに空けた穴や留め金に引き上げ用の紐を通さない (ペット樹脂の穴は裂けやすい)。
- 引き上げ時に首の方から上がってくるようにすると中の獲物が逃げにくい。
- 引き上げ用の紐は必ず二ヶ所で留め、もし片方が外れても大丈夫なようにしておく。
- 飲み口を切り離して首に縦に切り込みを入れると、より大きな獲物も入る。
- 重りを外に取り付け出来るようにすると引き上げる時に獲物が痛まない。
使い方
- フタを外して重り用の石と練り餌などのエサを入れる。
- フタを留めて獲物が居そうな所に投げ込む。
- エサで魚が集まった頃合いを見計らって引き上げる。
備考
- 大抵は釣りの補助として使用する。ボウズの回避策である。
- 稚魚なども関係なく捕らえるため最近では禁止しているところも多い。漁獲が管理された湖沼では注意が必要である。