(
差分)
←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
名所旧跡 |
刀神の祠 |
所在地 | 岐阜県中津川市阿木字宮ノ外 |
---|
位置 | N35:24:26.29, E137:29:14.60 |
刀神様は新杜から大野農免農道を200mほど進んだ道路脇に祀られている小さな祠。近年、農道脇の木々が伐採されたため目に触れやすくなった。
昔々、この近くで神主をやっていた人が恵那神社より預かった刀を無くしてしまって以来不幸が続いたためにここに祠を祀ったものと伝えられている。今でも年に一度神主さんを呼んで祝詞を挙げてもらうのだが、この刀神様用の祝詞の中にそういった様な事が書かれていると云う[要調査]。
地区の神様ではなくその子孫の方が一軒で管理しており現在でも毎日献灯を行っている。祠には刀の形をした木を何本もお供えされているが、誰かが新しい木を 2〜3 本置いていっているという。
風景
09/02/21 農道脇の木々が伐採されて明るくなった。
09/02/21 刀の形をした木が奉納されている。燈籠に献灯されている。
四方山話
- 昭和前半までの頃は歯が痛い時に刀神様に刀を供えると治ると云われていた。尤も子供にとってはチャンバラ遊びの道具が置いてある場所だった。
- 岩村城の戦いで武田軍に立ち向かった隠居武士が祀られているとも聞く。土岐右衛門が大野の開拓を始めたのが天文年間 (1532-1555年)、武田軍が阿木を蹂躙したのが天正2〜3年 (1574-1575年) であるから、本人かその子孫であれば年代的に妥当ではある。