墓戸峠

2010年9月4日 (土) 07:33時点における最新版

墓戸峠(はかととうげ)は乙女谷林道の阿木と上矢作との境界に位置する峠。阿木恵那林道ゲートから約4km、徒歩1時間30分。古くからこの山々に住んでいた木地師の墓石があるためこの名で呼ばれている。

墓石には 1800年 (寛政12年/江戸中期) と彫られている。200 年以上経過しているが文字が全て読める程の良い状態で残っている。

明治政府が誕生した時、上矢作から木曽に渡る山々が御料林として帝室林野局の管轄となる事となった。しかし古くから上矢作や阿木の山々を生活の場にしていた木地師の一族らがこれに大反対。彼らはここが自分たちの土地であることを主張するため峠に墓を建てた。

なお現在の阿木山の大部分が国有林となっているのは御料林だった由縁である。

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 墓石には {{年号|1800}} と彫られている。200 年以上経過しているが文字が全て読める程の良い状態で残っている。