恵那山

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== 沿革 ==
 
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山頂には伊弉諾尊・伊弉冉尊を祀った恵那神社本社など 7 社があり
 
山頂には伊弉諾尊・伊弉冉尊を祀った恵那神社本社など 7 社があり
  
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近年では日本百名山ブームで再び登山者が増えていると言われている。
  
 
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登山路は岐阜県側に黒井沢より、長野県側に阿智村よりのものがあり、山小屋は山頂と[[神坂峠]]、富士見台にある。
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* [[天照大神の胞衣伝説]]
 
* [[天照大神の胞衣伝説]]

2010年9月3日 (金) 01:53時点における最新版

山稜
180px
恵那山(落合から)
位置[MAP]N35:26:37.81/E137:35:49.20
標高2,191m

恵那山(えなさん)川上と長野県境に位置する美濃の最高峰。日本百名産の一つ。別名に

  • 胞衣山 ─ 恵那の由来になったとも伝わる胞衣伝説から
  • 船覆山(ふなぶせやま) ─ 船をひっくり返した形に見えることから
  • 横長岳 ─ 恵那ヶ嶽(えながたけ)の変化系
  • 野熊山 ─ 長野県側の呼び名から

などを持つ。

目次

[編集] 沿革

奈良時代に役小角が開山したとも伝わり、山頂にはいつの頃からか修験道に関係の深い7社9柱が祀られている。

江戸時代の中期から後期にかけて全国で修験道や信仰登山が流行し、恵那山でも第一次恵那講ブームが起きた。1859年 (安政6年/江戸後期) に建てられた下広岡の常夜灯にも恵那大権現の名が刻まれている。

明治に入ると政府から修験禁止令が出され一度は衰退するが、1902年 (明治35年) に日本国有鉄道中津駅が開業したことによって第二次恵那講ブームが起きた。1903年 (明治36年)に W.ウェストンが登山し「日本アルプスの登山と探検」に紹介している。島崎藤村の「夜明け前」の舞台でもある。

1974年 (昭和49年) 山腹に中央自動車道の恵那山トンネルが完成。

山頂には神明社、南東500mに一等三角点と恵那神社奥宮がある。 山頂には伊弉諾尊・伊弉冉尊を祀った恵那神社本社など 7 社があり

近年では日本百名山ブームで再び登山者が増えていると言われている。

[編集] 自然

山体の大部分が花崗岩だが山頂付近に石英斑岩と古生層の砂岩が分布する。年間降水量が多く崩落地が多い。

暖帯・温帯の境界にあたるため植物の種類は極めて多い。本州中部の亜高山帯林の西限でもあり、コメツガ、シラベ、アオモリトドマツなどが見られる。山頂一帯は胞山(えなさん)県立自然公園に指定されている。過去には山頂付近のヒノキが神宮式年遷宮の御用材として納められていた。

[編集] 登山

登山路は岐阜県側に黒井沢より、長野県側に阿智村よりのものがあり、山小屋は山頂と神坂峠、富士見台にある。

[編集] 参照

[編集] 参考文献

  • コンサイス日本山名辞典, 徳久球雄, 1979年(昭和54年), 株式会社三省堂
  • 三省堂日本山名事典, 徳久球雄・石田光造・竹内正, 2004年(平成16年), 株式会社三省堂
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