炭焼き
提供:安岐郷誌
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2009年8月27日 (木) 22:32時点における版
炭焼きは古くから阿木周辺の山々で行われていた産業。山で伐ったナラやクヌギなどの木材を土窯で蒸し焼きにし燃料用の炭を生産する。
炭焼きが行われるのは大抵山の中である (昔は林道も発達していなかったため木材のまま下ろすより山で焼いて炭にして下ろした方が軽く都合が良かった)。焼山は山肌のあちこちから炭焼きの煙が上がっていた事からその名が付いたと言われている。
昭和の頃まではまだ豆炭コタツなどもあり細々ながらも需要はあったが、平成に入ると日常での需要はほとんど無くなった。平成10年頃に炭ブームがあり阿木でも竹炭や木酢酸などが作られたが、結局産業として復興する程には至らなかった[1]。
現在では商業ベースで炭焼きをやっている人は居らず、中の島公園で炭焼き教室が行われている程度である。
- ^ この時に竹炭が流行ったのは造成によって全国の竹林が伐採されたためである。炭と同様に竹藪の需要も無くなったと言える。
四方山話
「昔は冬に炭が売れたもんだが、今は夏に売れる。」と、最近まで炭焼きをしていた人の話。