神坂神社

2009年8月29日 (土) 08:08時点における最新版

神坂神社は長野県下伊那郡阿智村の園原にある神社。元は住吉神社と呼ばれていた。

[編集] 案内板

神坂神社 園原の里の最も奥まったところに鎮座する神坂(みさか)神社は、俗に住吉様といわれ、表筒男命(うわづつのおのみこと)、中(なか)筒男命、底(そこ)筒男命の三海神を主神とし、日本武尊(やまとたけるのみこと)、誉田別尊(ほんだわけのみこと) (八幡神)、建御名方命(たてみなかたのみこと) (諏訪明神)、須佐之男命(すさのおのみこと) (牛頭天王(ごずてんのう)) が合祀されている。 この山中に、わだつみ (航海) の神がなぜ祀(まつ)られたかについては、この神社の創建時期とともに明らかではないが、一説には安曇(あずみ)族が西方から信濃国に移住して来た遺跡のひとつではないかともいわれている。相殿の神々は江戸時代中期以後の合祀である。 社殿は一間社流れ造りで、明治二十二年に木曽郡上松出身の坂田亀吉 (通称木曽亀) の建造によるものであるが、障壁、虹梁(こうりょう)等の透(すか)し掘りの精巧さが美事である。 境内には、樹齢千年を超す日本杉(やまとすぎ)や、数百年を経た栃(とち)の巨木数本があり、社殿の横を通っていたと思われる古代東山道跡と共に万葉人の去来を偲ばせる。又、富岡鉄斎揮毫による園原の由来を刻んだ園原碑、北原阿智之助 (痴山) 揮毫の万葉集防人(さきもり)の歌碑、犬養孝筆による万葉集東歌の歌碑、黒坂周平筆による凌雲(りょううん)集の漢詩磨崖碑(まがいひ)、日本武尊の腰掛石とも古代祭祀(さいし)の磐座(いわくら)ともいわれる大石など、情趣に富んだ石造文化財も多い。 ここから神坂峠まで古代東山道のルートをたどる自然歩道があり、約六・五キロ、徒歩約三時間である。 阿智村教育委員会

90x90px

資料撮影 2009/08 [1]

[編集] 写真集

• Misaka toge 20.jpg

  2009/08 「信濃路は 今の墾(ほ)り道 刈りばねに 足ふましむな 沓(くつ)はけわが背」万葉集東歌

• Misaka toge 21.jpg

  2009/08

• Misaka toge 23.jpg

  2009/08

• Misaka toge 24.jpg

  2009/08

• Misaka toge 25.jpg

  2009/08 古代東山道

• Misaka toge 26.jpg

  2009/08 古代東山道

• Misaka toge 27.jpg

  2009/08 古代東山道

[編集] 関連項目

• 神坂峠