秋葉講
提供:安岐郷誌
秋葉大権現は火除け・火伏せの霊験があると言われており、また山の上の高いところに祭る習わしである。土着の民間信仰が修験道 (山岳信仰) が混合したものと言われている。江戸時代中期〜後期には修験道ブームもあり全国で盛んに参拝・勧請されていた。
恵那地方からは秋葉道を通って秋葉山本宮へ参拝していた。阿木では広岡 (亀石の山の上) や大根木 (高松山の上) に祭られており、大野八幡神社などの摂社として併祀もされている。また野内の秋葉神社は阿木公会堂の防火祈願を目的として勧請された物である。
明治の神仏分離令で多くは神社という形態を取るようになった。
四方山話
- 東京の秋葉原も明治4年に秋葉様を勧請して祭ったことから付けられた地名である。元はアキバハラであったが現在は訛ってアキハバラと呼ばれている。