提供:安岐郷誌
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(こう)とは特定の目的を持った人々の集まり。子安講や庚申講、修験道のように信仰に基づくものから、無尽、地区や同窓生の集まりなど様々であるが、どれも共通するのは茶を飲みながらの懇談などでグループ内の相互扶助や付き合いを目的としている事である。

講は現代風に言えばサークルや相互組合に相当する。集会所が倶楽部(クラブ)と呼ばれているのもこれが理由である。現在でも倶楽部の多くは神社や弘法堂などが併設されており、講が地域共同体や自治の地盤としてあった事が窺える。

様々な講

四十八夜講
四十八日間毎晩念仏を唱える法会。現在は行われていない。四十八夜講参照。
子安講
小さなお堂に入れた子安観音 (おこやっさん) を組の衆で回す。どこかの家で子供が授かるとその家へ移し、別の家で子供が出来るまでお祀りする。最近は過疎と少子化のため観音様が中々動かず、一つの家でずっとお祀りする事になってしまっている。
庚申講
庚申の日に眠らないで夜通し飲み食いなどを行う。人の体の中には三尸虫という虫がいて、庚申の日の寝ている間に天帝にその人の悪事の報告しに行くという庚申信仰に基づくものである。
月待講
十五夜過ぎの月が昇るまで待つ講。お立ち待ち参照。
御岳講
御嶽山を崇拝し登山を行う修験道 (山岳信仰)。現在御嶽教として続いている。
恵那講
修験道の恵那山版。
秋葉講
静岡県の秋葉神社をお参りする講。秋葉講参照。
無尽
信用組合の元となる相互扶助を目的とした集まり。無尽参照。

参照

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