餅投げ

提供:安岐郷誌
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餅投げ

餅投げとは新築家屋の建前(たてまえ) (上棟式) に近隣住民を集め、家主が梁や屋根から餅を蒔いて家屋の厄払いと息災を願う風習。近年では建前だけでなく正月行事や祭りなどのイベントとして行われる事が多くなっている。

説明

神事として行われる餅投げは、檜の葉を敷き詰めた長尺の木箱やトレーコンテナに丸餅 (高級な場合は紅白) を並べ、お祓いした後に投げる。このため餅と一緒に檜の葉や紙垂(しで)も舞う。

餅は裸で投げられることもあるが、最近ではビニール袋に小分けされていることが多い。餅と一緒の袋に小銭が入れられていたり、またみかんやスナック菓子などと一緒に蒔かれることもある。祭りのイベントとして行われる場合は商品引換券などが同封される場合もある。

ルール

明確なルールが存在するわけではないが、暗黙の了解事として以下が挙げられるだろう (阿木飯沼以外ではこの限りではないかもしれない)。

  • 拾い方に参加する分に制限はなく、行きがかりの人が飛び入りで拾っても良い (ただし内々でやっているような時は礼儀として一言確認した方が良い)。
  • 老弱男女、譲り合いや遠慮は不用である。取った取られたの恨みはその場で忘れなければならない。
  • こちらに投げてくれとアピールするために景気よく手を打ったり声を上げても良い。
  • 身長の利を生かして空中キャッチを行っても良い。これは空中を狙っていると地上を転がる餅を取れないためである。上に注力する場合は下で拾っている人の手を踏まないよう足下に十分注意しなければならない。
  • 故意に押したりぶつかったりする行為はルール違反である。また人混みの中での全力ジャンプなど周囲の危険となりうる行為は控えなければならない。
  • 傘や布などを広げるなど、道具を使う行為はルール違反である。
  • 投げ方は皆の拾い具合を把握し、なるべく均等に行き渡るよう心がけなければならない。
  • 餅投げが終わった後、自分が取った餅をあまり取れなかった子供などに分け与える行為は失礼に当たらない。

四方山話

  • 餅投げは子供にとって、拾った餅の数で親や友人に自分の実力をアピール出来る場でもある。
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