鉄線(てっせん)はカザグルマの呼び名。阿木の山際に自生する蔓植物の一種である。梅雨から初夏にかけて野生種らしくない綺麗で大きな花を咲かせる。花は大変痛みやすく、折って数時間で茶色く変色してしまうため、生えているその場で観賞するのが一番良い。
なお、厳密にはテッセンは中国原産のカザグルマの近縁種(花びらが6枚)で、カザグルマ(花びら8枚)と別種。ともに、園芸品種のクレマチスの交配に使われるため、一般には区別はあいまいである。