Sカン

提供:安岐郷誌
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Sカン

Sカンは敵味方に分かれて遊ぶ陣取りゲーム。全国的には S ケンの方が通じる。制約的なルールが多く、また格闘・戦略的要素を多分に含むため低学年には難しい。

遊び方

まず 8 の字に境界線を書いて円のそれぞれを敵味方の陣地とする。続いて6ヶ所の休憩所と陣地の出入口、そして陣地の奥にを書く。敵方の宝を先に踏んだ方が勝ちである。ただし以下の制限に違反した者は「アウト」として速やかに戦線を離脱しなければならない。

  1. S字のラインを越えてはならない。つまり陣地への出入りは入り口のみで行わなければならない。
  2. S字や休憩所、入り口のラインを踏んではならない。
  3. 自分の陣地の宝を踏んではならない。
  4. 全ての場所で足の裏以外を地面に付けてはならない。
  5. 両足を付いて良いのは自分の陣地、休憩所、入り口のみ。それ以外はケンケンで移動しなければならない。ただし休憩所と入り口では線をまたいだ状態で両足を付いても良い。

さらに S カンには格闘敵要素が許可されている。

  1. 取っ組み合いで相手を倒したりS字ラインを越えて足を付かせても良い。ただし殴る蹴るなどの暴力行為は当然ながら違反である。
  2. S字ラインを越えていても地面に付かなければアウトではない。つまりライン越しに敵を押し倒したり、引っ張って線を越えさせても良い。
  3. 背中を押す、タックルする、足を引っかける、投げ飛ばすなどの行為も度が過ぎなければ許される。

相手陣営への攻撃はどちらかの陣営の外側を回って行くことになる。もちろん双方の攻撃陣が友好的にすれ違うような事はなく、休憩所は重要な戦略拠点となる。

攻めと守りの分担は重要である。味方の人材と敵の人材を熟考して役割を決めなければならない。敵陣営内では敵をかわしながらケンケンで移動しなければならないため、大抵は運動神経に長けた者が攻めに回る事となる。また防衛する者は全力で突っ込んでくるこれらを阻止しなければならない。学年入り乱れての S カンでは明らかに不利な下級生が敵の大将格との共倒れを命じられることもある。

四方山話

  • ライン越しの攻撃もあるため隅に逃げている訳にはゆかず、皆が否応なく戦闘に巻き込まれる遊びである。
  • 休憩所を少し離れた場所に配置することもあった。
80px このページは昭和50-60年代の世代的な話題を記述しています。あなたの世代ではどうだったかご存じでしたらぜひ加筆してください。
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