うけ瓶
提供:安岐郷誌
あまり大きな魚は捕れないがザッコの多い湖沼なら一日に何十匹も獲れるし、またザリガニ取りなどにも応用できる (大量捕獲やウナギなどの大物狙いに適した網製の専門品は釣具店に売っている)。
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作り方
うけ瓶はペットボトルを使用して簡単に作る事が出来る (ペットボトル製のものは一般にはセル瓶と呼ばれている)。ペットボトルは2Lや焼酎の大容量ボトルなどの大きな物がよい。
材料: ペットボトル、針金、ビニールひもなど
- Ukebin 1.jpg
1.ペットボトルのフィルムをはがす。
- Ukebin 2.jpg
2.首の太くなっている所から数cm下で切り離して上をフタにする。
- Ukebin 3.jpg
3.フタを逆さまに差して首の所に留め金用の穴を空ける。写真では事務クリップを通している。
- Ukebin 4.jpg
4.底や胴体に空気/水抜き用の穴を空ける。
- Ukebin 5.jpg
5.胴体に引き上げ用の紐を縛り付ける。
うけ瓶は構造が単純なだけにいろいろと工夫の余地は多い。
- 首のフタは簡単に取り外しができて、かつ投げ込みや引き上げの時に外れないように工夫する。
- ペットボトルに空けた穴や留め金に引き上げ用の紐を通さない (ペット樹脂の穴は裂けやすい)。
- 引き上げ時に首の方から上がってくるようにすると中の獲物が逃げにくい。
- 引き上げ用の紐は必ず二ヶ所で留め、もし片方が外れても大丈夫なようにしておく。
- 飲み口を切り離して首に縦に切り込みを入れると、より大きな獲物も入る。
- 重りを外に取り付け出来るようにすると引き上げる時に獲物が痛まない。
使い方
- うけ瓶の使い方01.png
1.フタを外して重り用の石と練り餌などのエサを入れる。
- うけ瓶の使い方02.png
2.フタを留めて獲物が居そうな所に投げ込む。
- うけ瓶の使い方03.png
3.エサに魚が集まった頃合いを見計らって引き上げる。
備考
- 大抵は釣りの補助として使用する。ボウズの回避策である。
- 稚魚なども関係なく捕らえるため最近では禁止しているところも多い。漁獲が管理された湖沼では注意が必要である。