へぼ

提供:安岐郷誌
(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(1人の利用者による、間の6版が非表示)
1行: 1行:
[[File:Vespula flaviceps tsukudani.jpg|thumb|right|へぼの甘露煮]]
+
[[File:Vespula flaviceps.jpg|thumb|right|クロスズメバチ]]
'''へぼ'''とは<strong>地蜂</strong> ([[w:クロスズメバチ|クロスズメバチ]]) の呼び名。おおよそ木曽から三河にかけて通じる。へぼは内陸地域における貴重なタンパク源として食卓に並ぶ。
+
'''へぼ'''とは<strong>[[地蜂]]</strong> (クロスズメバチ) の方言。アクセントは''ぼ''。おおよそ木曽から三河付近までで通じる。<strong>蜂の子</strong>とも呼ばれ、海のない内陸地における貴重なタンパク源の一つとして食用にされていた。現在は郷土の珍味として食べられることが多い。
  
一般的に巣から一匹ずつつまみ出した幼虫、さなぎ、成虫をまとめてバターで炒ったり甘露煮や佃煮にする。取れたての場合は生きた幼虫を直接つまみ出して食べることもある (ほのかに甘い)。
+
一般的に巣から一匹ずつつまみ出した幼虫、さなぎ、成虫をまとめてバターで炒ったり、甘露煮や佃煮に加工する。昭和の頃は取れたての場合は生きた幼虫を直接つまみ出して食べることもあった (ほのかに甘く花の蜜のような感じ)。
  
土産物屋で買うと一缶2000円ほどする高級品である。
+
土産物屋で買うと一缶2,000円ほどする高級品である。
  
[[Category:食べ物|へぼ]]
+
<gallery>
 +
File:Vespula flaviceps05.jpg|巣から取り出したクロスズメバチ
 +
File:Vespula flaviceps tsukudani.jpg|へぼの甘露煮
 +
</gallery>
 +
 
 +
== 参照 ==
 +
* [[イナゴ]]
 +
 
 +
[[Category:食べ物|へほ]]
 +
[[Category:方言|へほ]]

2010年9月3日 (金) 01:15時点における最新版

へぼとは地蜂 (クロスズメバチ) の方言。アクセントは。おおよそ木曽から三河付近までで通じる。蜂の子とも呼ばれ、海のない内陸地における貴重なタンパク源の一つとして食用にされていた。現在は郷土の珍味として食べられることが多い。

一般的に巣から一匹ずつつまみ出した幼虫、さなぎ、成虫をまとめてバターで炒ったり、甘露煮や佃煮に加工する。昭和の頃は取れたての場合は生きた幼虫を直接つまみ出して食べることもあった (ほのかに甘く花の蜜のような感じ)。

土産物屋で買うと一缶2,000円ほどする高級品である。

[編集] 参照

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
Sponsored Link
ツールボックス
Sponsored Link