安岐郷(あぎごう)は平安時代中期に編纂された和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)に記されている美濃国恵奈郡六郷の一つ。現在の阿木と岩村町付近が郷域と考えられる (山岡町の一部まで含む説もある)。阿木という名はこの安岐郷の遺存地名である。
阿木公民館の場所から平安初期の猿投灰釉水瓶が出土したことから、現在の寺領周辺が安岐郷の中心地であったと考えられている。
この郷名に因んで安岐太鼓や安岐郷誌のように阿木の異字体として使用する事がある。