恵奈郡
提供:安岐郷誌
(版間での差分)
(1人の利用者による、間の8版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | [[File:古代恵奈郡. | + | [[File:古代恵奈郡.svg|thumb|古代恵奈郡]] |
− | + | {{ruby|'''恵奈郡'''|えなぐん}}は古代美濃国の東端にあった郡名。中津川市を含む旧[[w:恵那郡|恵那郡]]と長野県の木曽周辺地域に比定されている。 | |
− | + | 恵奈郡が置かれたのは {{年号|646}} の [[w:大化の改新|大化の改新]]頃だろうと推定されている<ref><strong>角川日本地名大辞典 21 岐阜県</strong>, <i>「角川日本地名大辞典」編纂委員会 竹内理三</i>, 1980年(昭和55年), 株式会社角川書店, ISBN 978-4040012100</ref>。最初に恵奈の名が見られるのは[[飛鳥池の木簡]]である (ただし刀支評 {{note|(土岐郡)}} の一郷として記されている)。また {{年号|750}} 4月22日の美濃国司解 {{note|(東南院文書)}} に「恵奈郡絵下郷」と記されている。 | |
+ | |||
+ | 平安時代の[[w:和名類聚抄|和名類聚抄]] {{note|(931-938年/承平年間)}} によれば、美濃国恵奈郡六郷として{{ruby|<strong>[[絵上郷|絵上]]</strong>|えのかみ}}、{{ruby|<strong>[[絵下郷|絵下]]</strong>|えのしも}}、{{ruby|<strong>[[坂本郷|坂本]]</strong>|さかもと}}、{{ruby|<strong>[[竹折郷|竹折]]</strong>|たけおり}}、{{ruby|<strong>[[淡気郷|淡気]]</strong>|たむけ}}、{{ruby|<strong>[[安岐郷|安岐]]</strong>|あぎ}}が記されている。 | ||
<references/> | <references/> | ||
− | == | + | == 関連項目 == |
* [[飛鳥池の木簡]] | * [[飛鳥池の木簡]] | ||
* [[安岐郷]] | * [[安岐郷]] | ||
− | + | * [[東山道]] | |
− | + | * [[遠山荘]] | |
[[Category:古代|えなくん]] | [[Category:古代|えなくん]] |
2010年2月10日 (水) 05:08時点における最新版
恵奈郡が置かれたのは 646年 (大化2年/飛鳥) の 大化の改新頃だろうと推定されている[1]。最初に恵奈の名が見られるのは飛鳥池の木簡である (ただし刀支評 (土岐郡) の一郷として記されている)。また 750年 (天平勝宝2年/奈良) 4月22日の美濃国司解 (東南院文書) に「恵奈郡絵下郷」と記されている。
平安時代の和名類聚抄 (931-938年/承平年間) によれば、美濃国恵奈郡六郷として
- ^ 角川日本地名大辞典 21 岐阜県, 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 竹内理三, 1980年(昭和55年), 株式会社角川書店, ISBN 978-4040012100