恵奈郡は古代美濃国の東端にあった郡名。中津川市を含む旧恵那郡と長野県の木曽周辺地域に比定されている。
恵奈郡が置かれたのは 646年 (大化2年/飛鳥) の 大化の改新頃だろうと推定されている[1]。最初に恵奈の名が見られるのは飛鳥池の木簡である (ただし刀支評 (土岐郡) の一郷として記されている)。また 750年 (天平勝宝2年/奈良) 4月22日の美濃国司解 (東南院文書) に「恵奈郡絵下郷」と記されている。
平安時代の和名類聚抄 (931-938年/承平年間) によれば、美濃国恵奈郡六郷として絵上、絵下、坂本、竹折、淡気、安岐が記されている。
参照