蜂は春から秋にかけて阿木でよく見られる昆虫の一種。一部の種類は毒針を持っており、危害を加えたり巣に近づくと攻撃してくるため危険である。
スズメバチ、アシナガバチ類は、危険な場所に巣がある場合は駆除されるが、「蜂が巣を掛ける家は栄える」などの言い伝えもあり、軒先に巣を掛けていても放置されることもある。実際問題、危険とされるアカバチですら巣に近づいたり、手でつかんだりしない限りは刺すことはない。また、青虫などの害虫を大量に捕獲する益虫でもある。
キイロスズメバチ
黄色雀蜂の亜種は方言で赤蜂とも呼ばれる大型のハチ。スズメバチの中では明るく開けた所を好み、このため人の生活域の近くに巣を作る事が多い。民家や納屋の軒下にバスケットボールより大きな巣を作ることがある。大きく形の綺麗な巣は飾り物として使用される。
クロスズメバチ
黒雀蜂あるいは地蜂は方言でへぼとも呼ばれる小型のハチ。地中に巣を作る。阿木の周辺地域では食用として巣ごと捕獲されることが多い。
アシナガバチ
足長蜂は阿木で見られる小型のハチ。軒下や石碑などに小型の巣を作ってる。
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09/05/16 石塔に巣営を始めたキアシナガバチ。