土岐明神

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大野に残る以下の[[小字 (阿木)|小字]]は右衛門にまつわる遺存地名と云われている。
 
大野に残る以下の[[小字 (阿木)|小字]]は右衛門にまつわる遺存地名と云われている。
  
* {{ruby|<strong>右衛門平</strong>|うえもんだいら}} ─ 右衛門佐が移り住んで開拓した土地。
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* {{ruby|<strong>右衛門平</strong>|うえもんだいら}} ─ 右衛門が移り住んで開拓した土地。
 
* {{ruby|<strong>牧野</strong>|まきの}} ─ 右衛門佐が馬を飼っていた場所。
 
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* {{ruby|<strong>母衣ヶ田</strong>|ほろがた}} ─ 逃げる途中で母衣 (又は衣) を脱ぎ捨てた場所。
 
* {{ruby|<strong>母衣ヶ田</strong>|ほろがた}} ─ 逃げる途中で母衣 (又は衣) を脱ぎ捨てた場所。
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File:tokimyojin05.jpg|2009/06 水路に沿って山には入る。
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File:tokimyojin06.jpg|2009/06 杉林の中に鳥居が立っている。
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File:tokimyojin07.jpg|2009/06 杉に囲まれて社が建っている。
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File:tokimyojin10.jpg|2009/06 社から見た参道。
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File:tokimyojin12.jpg|2009/06 安政六未年十月吉(?)日。
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File:tokimyojin13.jpg|2009/06 氏子 ──。
 
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神社の下の[[国道363号]]脇は<strong>馬頭観音</strong><map name="馬頭観音" lat="35.415217" lon="137.497972"/>を祀った塚が建てられている。この塚は右衛門の馬を祀ったものとも言われているが詳細は不明である。
 
神社の下の[[国道363号]]脇は<strong>馬頭観音</strong><map name="馬頭観音" lat="35.415217" lon="137.497972"/>を祀った塚が建てられている。この塚は右衛門の馬を祀ったものとも言われているが詳細は不明である。
 
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{{ruby|<strong>右衛門平</strong>|うえもんだいら}}は部落としては阿木の中で最も高い位置にある。
 
{{ruby|<strong>右衛門平</strong>|うえもんだいら}}は部落としては阿木の中で最も高い位置にある。
 
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File:tokimyojin04.jpg|09/06/15 国道から田んぼの向こうに見える峰は土岐ヶ峰と呼ばれてる。
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File:tokimyojin16.jpg|2009/06 遠くに見えるのは屏風山山系の稜線。
 
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2009年8月23日 (日) 14:46時点における版

神社仏閣
土岐明神
土岐明神
所在地岐阜県中津川市阿木字右衛門平
位置N35:24:54.57, E137:29:59.30[MAP]
祭神土岐霊神 (祖霊神)

土岐明神(ときみょうじん)は右衛門平の山の中に建てられている神社。この土地に流れ着き大野を開拓したと伝わる右衛門(うえもん)を祀った神社である。

目次

伝承

右衛門とは衛門府 (城の警備役) の官職名であり、数多くの武家が名乗っていたためこれがどういった人物なのかはっきりしていない。伝承などから土岐氏族の右衛門と言われているが、飯羽間城に居た遠山氏族の右衛門佐が武田・織田の追跡を逃れてここに隠れ住んだとも見る推測もある (巖邑府誌参照)。後者の説の場合、身を隠すために土岐氏を名乗ったか、右衛門としか明かさなかったのを後世の者が土岐氏としたと言われている。ただ開拓者慰霊碑に彫られている年代が正しければ右衛門が流れ着いたのは岩村城の戦いより前である。

大野に残る以下の小字は右衛門にまつわる遺存地名と云われている。

  • 右衛門平(うえもんだいら) ─ 右衛門が移り住んで開拓した土地。
  • 牧野(まきの) ─ 右衛門佐が馬を飼っていた場所。
  • 母衣ヶ田(ほろがた) ─ 逃げる途中で母衣 (又は衣) を脱ぎ捨てた場所。
  • 土岐ヶ峰(ときがみね) ─ 右衛門平の上の峰。

馬頭観音

神社の下の国道363号脇は馬頭観音[MAP]を祀った塚が建てられている。この塚は右衛門の馬を祀ったものとも言われているが詳細は不明である。

右衛門平

右衛門平(うえもんだいら)は部落としては阿木の中で最も高い位置にある。

四方山話

  • 右衛門佐に親孝行の気持ちが強い娘がいた。剣劇の阿軽(おかる)のようだったのでその墓をお軽ヶ塚と言い、今でも残っているという[要調査][1]
  • この辺りに古い塚があって鎧や刀、土器、矢鏑などが出る事があるという[要調査]。砦のようなものがあったのかも知れない[1]
  • 何処かの土地に大きな石の室が埋められており、それに触ると死んでしまうという。ある者が掘って鍬の先が触れたので死んでしまった。それ以来誰も掘ろうとするものが居ないという[1]。まるで隠した宝を守るために創ったような言い伝えである。
  1. ^ 1.0 1.1 1.2 阿木史略 (阿木歴史教室資料), 鈴木順一, 平成13年

関連項目

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
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